半藤一利 氏(はんどうかずとし)
作家[日本]
2021年 1月12日 死去享年92歳
半藤 一利(はんどう かずとし、1930年〈昭和5年〉5月21日 - 2021年〈令和3年〉1月12日)は、日本のジャーナリスト、戦史研究家、作家。
近現代史、特に昭和史に関し人物論・史論を、対談・座談も含め多く刊行している。
来歴=
先祖は長岡藩士。
東京府東京市向島区(現在の東京都墨田区)に生まれる。
実父は運送業と区議をつとめる。
近所に幼少期の王貞治が住んでおり顔見知りだった。
東京府立第七中学校に入学、1945年(昭和20年)3月の東京大空襲では逃げまどい中川を漂流し、死にかける体験をする。
茨城県の県立下妻中学校を経て、父の生家のある新潟県長岡市へ疎開し、県立長岡中学校3年次で終戦を迎え、そこを卒業後東京へ戻る。
浦和高等学校 (旧制)(学制改革のため1年間で修了)を経て、東京大学へ進学。
大学ではボート部で活躍した。
東京大学文学部国文科卒業。
ボート部の映画ロケで知己をえた高見順の推薦で1953年(昭和28年)に文藝春秋新社に入社した。
同期入社に田中健五。
人気作家である坂口安吾の原稿取りをして、坂口から歴史に絶対はないことと歴史を推理する発想を学び、坂口に弟子入りしたと自ら称している。
続けて当時『連合艦隊の最後』などで人気を博していた軍事記者の伊藤正徳の担当となり、日本中の戦争体験者の取材に奔走し、『週刊文春』に無署名で「人物太平洋戦争」を連載した。
こういった、担当作家である坂口や伊藤との交流を経 ……
半藤一利さんが亡くなってから、3年と313日が経ちました。(1409日)