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猿谷要 氏(さるやかなめ)

歴史学者・アメリカ史[日本]

2011年 1月3日 死去前立腺がん享年89歳

猿谷 要(さるや かなめ、1923年7月19日 - 2011年1月3日)は、日本のアメリカ史研究者。
東京女子大学名誉教授。
略歴= 東京三河島生まれ。
開成中学、第二高等学校 (旧制)から陸軍パイロットより復員ののち、1948年、東京大学西洋史学科卒業。
1956年、同大学院博士課程単位取得。
ハーバード大学、ハワイ大学、コロンビア大学の客員研究員を経て、1971年、東京女子大教授となる。
同大学短期大学部長、現代文化学部長を歴任、のち放送大学客員教授、日本広告審査機構審査委員。
1992年、東京女子大を定年退職、駒沢女子大学教授。
2011年1月3日午前8時22分、前立腺癌のため死去。
業績= 米国史、特に黒人史研究の草分けで多数の著書がある。
テレビ・ラジオを始めマスコミにも多く登場。
エッセーでも親しまれた。
敵として戦った米国を知るべく研究を始め、黒人、少数民族などの視点から米国史を研究、夫婦で頻繁に米国を歩き回り、これを一般向けの軽快な語り口で広めた。
近年の『ハワイ王朝最後の女王』は小説仕立てで、リリウオカラニ女王が地位を追われるさま、ハワイ島を白人の国である米国がいかにして侵略したか記述したもので、「真珠湾」の成り立ちを知る意味でも重要な書物である。
著書= 単著= アメリカ発展小史 三和書房 1956 アメリカの黒人 その苦難の歴史 弘文堂 1964 アメリカンニグロの歴史 あぽろん社 1964 リンカーン精神 アメリカ民主主義百年の吟味 弘文堂 196 ……

猿谷要さんが亡くなってから、13年と316日が経ちました。(5064日)

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