柴田錬三郎(しばたれんざぶろう)
作家[日本]
1978年 6月30日 死去肺性心享年62歳
柴田 錬三郎(しばた れんざぶろう、1917年〈大正6年〉3月26日 - 1978年〈昭和53年〉6月30日)は、日本の小説家、ノンフィクション作家、中国文学者。
本名齋藤錬三郎(さいとう れんざぶろう)。
代表作に『眠狂四郎』シリーズ、『赤い影法師』『御家人斬九郎』『三国志 英雄ここにあり』などがあり、剣客ブームを巻き起こし、時代小説に新風を送った。
「シバレン(柴錬)」の通称でも呼ばれた。
生涯と作品=
生い立ち・戦前=
岡山県邑久郡鶴山村(現・備前市)の地主・柴田知太の三男として生まれる。
父は日本画家でもあった。
3歳で父を亡くしたが、遺された漢籍に親しみ、唐宋詩人の詩を愛吟して育った。
鶴山尋常小学校を卒業後、1929年に旧制岡山県第二岡山中学校に進学。
校友誌に詩や短篇を発表する。
親の薦めもあり、始めは医学部に進学することを考え、上京して慶應義塾大学医学部予科を受験して入学したが、半年後に文学部予科へ移る。
慶大予科3学年の時に、『十円紙幣』を君尾哲三のペンネームで『三田文學』に発表する。
1940年に、庄内藩の齋藤家の出身である齋藤栄子(清河八郎の妹・辰の孫)と結婚、齋藤家の婿養子となり、齋藤錬三郎と名乗る。
同年、慶大文学部支那文学科卒業。
在学中から魯迅に傾倒し、卒業論文は『魯迅論』、その後も『三田文學』に小説「魯迅幼年期」(1940年)や、魯迅に関する論考を発表している。
はじめ、内国貯金銀行(現在のり ……
柴田錬三郎が亡くなってから、46年と100日が経過しました。(16902日)