安部徹 氏(あべとおる)
俳優[日本]
1993年 7月18日 死去がん享年77歳
安部 徹(あべ とおる、1917年3月28日 - 1993年7月18日)は、日本の俳優。
本名:阿部 徹(読み同じ)。
旧芸名:原 不二雄(はら ふじお)。
日活アクション映画や東映仁侠・ヤクザ映画など数多くの作品で悪役を演じ、戦後日本映画史に残る悪玉役者として知られる。
戦前に新興キネマでデビューしており、若手時代は二枚目俳優として活躍した。
妻は女優・声優の北原文枝だが入籍はしていない。
来歴=
1917年(大正6年)3月28日、福岡県宗像郡東郷町(現在の宗像市)に、教師で糟屋郡志免町の青年学校長を務めていた父・大作と母・千代の4人兄弟の四男として生まれる。
3人の兄はいずれも戦死している。
上京して府立四中(現在の都立戸山高校)を修了後、東京商科大学予科に進むが、酔っ払って西武線を止めて退学処分となる。
府立四中では浜口庫之助と同級生だった。
その後、東京水産講習所(現在の東京海洋大学)漁撈科に入るが、サラリーマンになるのが嫌で、中退して映画俳優を志す。
1939年(昭和14年)、新興キネマ東京撮影所に入社、原不二雄を芸名として山路ふみ子主演の『結婚問答』で映画デビューする。
1944年(昭和19年)には松竹大船撮影所に転じ、安部徹と改名。
吉村公三郎監督の『決戦』に主演し堅実な演技を見せる。
戦後も木暮実千代の復帰第1回作『許された一夜』に木暮の相手役で主演したのを始め、木下惠介監督の『肖像』などに脇役で出演する。
1951 ……
安部徹さんが亡くなってから、31年と126日が経ちました。(11449日)