杉下茂 氏(すぎしたしげる)
元プロ野球選手、監督[日本]
2023年 6月12日 死去肺炎享年99歳
杉下 茂(すぎした しげる、1925年9月17日 - 2023年6月12日)は、東京府東京市神田区(現:東京都千代田区)出身のプロ野球選手(投手)・コーチ・監督、解説者。
概要=
中日ドラゴンズでは投手として1度のリーグ優勝、1度の日本シリーズ優勝に貢献。
個人ではNPBで合計11個のタイトル(6個)・主要表彰(5個)を獲得している。
NPB史上初の本格的なフォークボールの使い手(フォークボーラー)とされ、当時は珍しさがあったものの驚異的な変化の切れ味と落差を誇るフォークボールを自在に操って球界に絶大な影響を与えたことから「フォークボールの神様」と呼ばれている。
1954年に32勝を挙げるなど中日ドラゴンズのエースとして活躍し、沢村栄治賞を史上初めて3度受賞しているほか、史上4人目・セ・リーグ史上初となる投手五冠王に輝いている。
その実力は、「ミスタージャイアンツ」長嶋茂雄からも「生涯でナンバーワンと思えた人間の一人」と称された。
歴代屈指の名投手コーチとも言われている。
経歴=
プロ入り前=
杉下家の本家は「岐阜の小京都」として知られる郡上八幡だが、実家は大きな中華料理屋で、茂は父親が50歳ほどの時に生まれた。
茂にとって父親は身体を壊して寝込んでいる印象しかないが、野球好きで、寝床にいながら東京六大学野球の試合をラジオで聞きつつスコアブックを付けていた。
また母は野球好きではなかったが、日曜日には弁当を持って神宮球場へ連れて行 ……
杉下茂さんが亡くなってから、1年と163日が経ちました。(528日)