泉鏡花(いずみきょうか)
作家[日本]
1939年 9月7日 死去がん性肺腫瘍享年67歳
泉 鏡花(いずみ きょうか、本名:泉 鏡太郎(いずみ きょうたろう)、1873年(明治6年)11月4日 - 1939年(昭和14年)9月7日)は、日本の小説家。
明治後期から昭和初期にかけて活躍した。
小説のほか、戯曲や俳句も手がけた。
帝国芸術院会員。
金沢市下新町生まれ。
尾崎紅葉に師事した。
『夜行巡査』『外科室』で評価を得、『高野聖』で人気作家になる。
江戸文芸の影響を深く受けた怪奇趣味と特有のロマンティシズムで、幻想文学の先駆者としても評価されている。
ほかの主要作品に『照葉狂言』『婦系図』『歌行燈』などがある。
生涯=
上京まで=
1873年(明治6年)11月4日、石川県金沢市下新町に生まれる。
父・清次は、工名を政光といい、加賀藩細工方白銀職の系譜に属する象眼細工・彫金などの錺職人であった。
母・鈴は、加賀藩御手役者葛野流大鼓方中田万三郎豊喜の末娘で、江戸の生まれ。
幼少期における故郷金沢や母親の思い出は後年に至るまで鏡花の愛惜措く能わざるものとなり、折にふれて作品の中に登場する。
1880年(明治13年)4月、市内養成小学校(現・金沢市立馬場小学校)に入学。
1883年(明治16年)12月に母が次女・やゑ出産直後に産褥熱のため逝去し(享年29)、鏡花は幼心に強い衝撃を受ける。
1884年(明治17年)6月、父とともに石川郡松任の摩耶夫人像に詣った。
このとき以来、鏡花は終生、摩耶信仰を保持した。
9月、金沢高等小学校に進学、翌年 ……
泉鏡花が亡くなってから、85年と88日が経過しました。(31134日)