カレル・チャペックKarel Čapek
作家、ジャーナリスト[チェコ]
1938年 12月25日 死去享年49歳
カレル・チャペック(チェコ語: Karel Čapek、1890年1月9日 - 1938年12月25日)は、チェコの小説家、劇作家、ジャーナリスト、園芸家。
兄は、ナチス・ドイツの強制収容所で死亡した画家、著作家のヨゼフ・チャペック。
概要=
兄のヨゼフと
大戦間のチェコスロバキアで最も人気のあった国民的作家。
戯曲『ロボット』(R.U.R.)において、「労働」を意味するチェコ語「robota(ロボタ)」(もともとは古代教会スラヴ語での「隷属」の意)から ロボット という言葉を作ったと言われるが、彼自身は兄ヨゼフが作った言葉だと主張している。
代表作『R.U.R.』『山椒魚戦争』はSFの古典的傑作とされている。
小説、戯曲の他にも、文筆活動は童話、旅行記、文明評論など多岐にわたっている。
また趣味であった園芸においても自らの体験を交えた『園芸家12カ月』を発表している。
その業績から、ノーベル賞候補に7回推薦されている。
小説『山椒魚戦争』と戯曲『母』ではアドルフ・ヒトラーとナチズムを痛烈に批判している。
そのためにチャペックはゲシュタポ内では『チェコ第二の敵』として危険視される。
ゲシュタポは1939年3月15日、ドイツがプラハを占領した際に、いち早く彼を逮捕するためにチャペック邸に乗り込んでさえいるが、その前年に彼は死亡している。
生涯=
1890年、当時オーストリア=ハンガリー帝国領であったボヘミアのマレー・スヴァトニョヴィツェという小さな町で、チャペ ……
カレル・チャペックが亡くなってから、85年と332日が経過しました。(31378日)