田村邦男(たむらくにお)
俳優[日本]
1941年 2月12日 死去享年35歳
田村 邦男(たむら くにお、1907年7月15日 - 1941年2月12日)は、日本の俳優である。
本名田村 邦夫(たむら くにお)。
日本大学相撲部出身、157cmの短躯ながら90kgの巨漢俳優として知られる。
人物・来歴=
1907年(明治40年)7月15日、愛知県名古屋市長久寺町(現在の同市東区白壁)に生まれる。
1920年(大正9年)、旧制・名古屋中学校(現在の名古屋高等学校)に入学、バスケットボールおよび柔道において、学生選手として活躍した。
1925年(大正14年)、同校を卒業して、東京に移り、日本大学専門部商科(旧制大学専門部)に進学、相撲部に所属して大毎大会(現在の全国学生相撲選手権大会)等で活躍し、その一方で日本大学劇研究会にも所属して演劇にも関わった。
1928年(昭和3年)3月、同学を卒業し、京都に移り、日活大将軍撮影所現代劇部に入社、同年5月25日に公開された伊奈精一監督の『地下鉄三吉』に出演し、「田村 邦男」の芸名で映画界にデビューする。
同部には早稲田大学相撲部出身の俳優・浅岡信夫や、柔道四段を誇る俳優・広瀬恒美がおり、浅岡が監督し広瀬が主演した『大学選手』や『奮戦王』、広瀬が監督し浅岡が主演した『北極星』に田村も出演して、「日活スポーツ俳優」の一角を担った。
同撮影所が日活太秦撮影所(のちの日活京都撮影所および大映京都撮影所)に移転し、1929年(昭和4年)1月20日に公開された内田吐夢監督の『娑婆の風』以降、体格を生かした愛嬌のある ……
田村邦男が亡くなってから、83年と282日が経過しました。(30598日)