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豊田有恒 氏(とよたありつね)

SF作家[日本]

2023年 11月28日 死去食道がん享年86歳

豊田 有恒(とよた ありつね、1938年5月25日 - 2023年11月28日)は、日本の作家。
SF作家、推理作家、翻訳家、脚本家、評論家。
島根県立大学総合政策学部名誉教授。
日本SF作家クラブ会員。
本名の表記は同一だが、豊田の読みが「とよだ」と濁る(ただし、著者名に「とよだ」とルビがふられた著作もある)。
いわゆる日本のSF作家第一世代にあたる。
来歴[編集] 群馬県前橋市の医家の生まれ。
父親は京都帝国大学医学部出身であったが、在学中は短歌会で若山牧水と交際があり、卒業後は『創作』誌に小説を発表し、開業医になってからは自宅に高浜虚子を逗留させるなど、文学に理解のある人物だったという。
こうした家庭環境の中で、有恒も群馬大学教育学部附属小学校在学中から父の蔵書を読み耽り、俳句や講談や落語に熱中していた。
のちにSF作家仲間になる高斎正は小学校・中学校の同級生。
中学時代は『読売新聞』の作文コンテストで群馬県下2位に入賞。
中学卒業後に上京し、武蔵高等学校に進む。
中学時代の同級生には高木仁三郎と堤富男がおり、仲が良かったという。
高校時代は同校の寮に住み、演劇部に関係していた。
校内の札付きの不良生徒とばかり交際して問題も起こしていたが、優等生であるため免罪されたという。
高校2年のとき、医師だった兄が脊髄腫瘍でギプスベッドに入ったきりになった上、父の急死に遭い、家業を継ぐ必要に迫られて医学部進学を決め ……

関連作品

豊田有恒さんが亡くなってから、242日が経ちました。