アルマウェル・ハンセンGerhard Armauer Hansen
医師[ノルウェー]
(らい菌を発見、「ハンセン病」の名の由来)
1912年 2月12日 死去享年72歳
ゲルハール・ヘンリック・アルマウェル・ハンセン(Gerhard Henrick Armauer Hansen、1841年7月29日 - 1912年2月12日)は、らい菌の発見で知られるノルウェーの医者。
ハンセン病(旧称:癩病)は彼の名に因む。
経歴=
ベルゲンで生まれ、王立フレデリーク大学(現在のオスロ大学)で医学を学び、1866年学位を取得した。
研修医として短期間クリスチャニア(現オスロ)の国立病院で勤めた後、ロフォーテンの医者となった。
そしてハンセン病の研究のためベルゲンへ戻り、有名な専門家であったダニエル・コルネリウス・ダニエルセンと共に研究を進めた。
当時ハンセン病は家族性かまたはミアスマ(瘴気)によるものであると広く考えられていた。
研究を進めるうちにハンセンはこの病気の原因は細菌によるものではないかと考えるようになった。
1870年から翌年にかけて仮説を証明するための技術をつけにボンとウィーンに旅行した。
1873年、全ての患者かららい菌を発見したことを発表したが、これらが細菌であると主張しなかったためほとんど支持を受けなかった。
1879年彼はアルバート・ナイサーに組織標本を与えた。
ナイサーは菌を染色することに成功し、1880年病原性生物を発見したと発表した。
発見者のハンセンと同定者のナイサーの間には対立もあった。
ナイサーは努力をする中でハンセンの援助を軽視していた。
ハンセンの主張は人工培地内での純粋培養と棒状の生物が感染したという ……
アルマウェル・ハンセンが亡くなってから、112年と283日が経過しました。(41191日)