柴野拓美 氏(しばのたくみ)
SF作家、翻訳家[日本]
2010年 1月16日 死去肺炎享年85歳
小隅 黎(こずみ れい) のペンネームで翻訳・創作もおこなっている(ペンネームの由来は『コズミック・レイ』)。
小隅黎名義では科学忍者隊ガッチャマンなどタツノコプロが製作した数多くのアニメ作品のSF考証も担当。
同社の処女作『宇宙エース』では既にフィルムができあがっている状況で作中の描写に対して整合性のある理屈をつけるという、後の『機動戦士ガンダム』で松崎健一(スタジオぬえ)が行った作業に先駆けてもいる。
翻訳家としての弟子には酒井昭伸、鍛治靖子、久志本克己らがおり、翻訳者の勉強会「RAY会」を主宰していた。
2010年(平成22年)1月16日、肺炎により死去した。
満83歳没。
2010年8月、星雲賞特別部門を受賞。
2010年12月、日本SF大賞特別賞を受賞。
2011年3月、東京アニメアワード功績賞を受章(小隅黎名義)
所属していた団体=
日本推理作家協会
日本SF作家クラブ
宇宙作家クラブ
SFWA(アメリカSF作家協会)
WORLD・SF(国際SF組織)」
柴野拓美賞=
1982年~2003年 柴野が選考委員の一人だった「SFファンジン大賞」の一部門として「柴野拓美賞」がSFファン活動に功績のある個人に対して授賞された。
2015年から日本SF大会においてSFファン活動に功績のある個人に対して「柴野拓美記念・日本SFファンダム章(略称:柴野章)」が授賞されるようになった(『宇宙塵』の費用の残金による)。
2015年:暗黒星雲賞主催者
2016年:竹内伸介(宇宙軍PX、小さなお茶会主催)
2017年 ……
柴野拓美さんが亡くなってから、14年と309日が経ちました。(5423日)