さいとう・たかを 氏
漫画家[日本]
2021年 9月24日 死去膵臓がん享年86歳
さいとう・たかを(本名:齊藤 隆夫〈さいとう たかお〉、1936年〈昭和11年〉11月3日 - 2021年〈令和3年〉9月24日)は、日本の漫画家。
和歌山県和歌山市生まれ、大阪府堺市出身。
東京都中野区、岩手県花巻市在住。
貸本漫画時代に劇画の分野を確立した人物の一人であり、一般漫画の世界に転向後も『ゴルゴ13』をはじめとする数々のヒット作品を生み出した、劇画界の代表的人物である。
また「さいとう・プロダクション」を設立し、各スタッフの分業体制により作品を制作するという方式を確立した。
来歴=
少年時代=
1936年(昭和11年)、5人兄弟の末子として和歌山市に生まれるが、生後まもなく転居し、のちに大阪府堺市に移り住む。
さいとう自身は43歳になるまで和歌山で生まれたことを知らなかった。
父親はさいとうが幼い時に家を出たため、母親が理髪店を営みながら女手一つで子供5人を育てた。
小さい頃は図画工作(美術)科目とケンカが得意の、いわゆる不良少年であり、将来の夢はボクサーか画家になることであった。
中学時代には府の絵画展で金賞を獲得している。
1950年に堺市立福泉中学校を卒業し、実家の理髪店で働き始める。
当時は漫画に興味がなく将来の夢は挿絵画家だったが、挿絵業界は今後狭まっていく、あるいは自分の考えている方向とは違う方に行くだろうという漠然とした不安感 から、当時はまっていた映画や進駐軍が持ち込んだ「10セント・コミックス」に ……
さいとう・たかをさんが亡くなってから、3年と19日が経ちました。(1115日)