山崎正和 氏(やまざきまさかず)
劇作家、評論家[日本]
2020年 8月19日 死去悪性中皮腫享年87歳
山崎 正和(やまざき まさかず、英語: Masakazu Yamazaki 1934年〈昭和9年〉3月26日 - 2020年〈令和2年〉8月19日)は、日本の劇作家、評論家、演劇研究者。
サントリー文化財団副理事長、大阪大学名誉教授、経済産業省参与。
日本芸術院会員、文化功労者、文化勲章受章者。
関西大学文学部教授、大阪大学文学部教授、東亜大学学長、文部科学省中央教育審議会会長(第4期)、LCA大学院大学学長などを歴任した。
京大文学部に入学、美学を専攻した。
早くから演劇に興味をもち、1963年に戯曲『世阿弥』を発表した。
『世阿弥』は同年俳優座によって上演され、英語、ドイツ語に訳されて、ニューヨーク、フィレンツェでも上演された。
1967年にはイエール大学で日本文学を講じている。
『後白河法皇』(1966年)、『冬の花火』(1968年)など多数の話題作を発表して、劇作家としての地位を築いた。
一方、評論の分野でも活躍。
とりわけ『劇的なる日本人』(1971年)は、従来劇的でないとされてきた日本人の生活の中に、西洋とは異質の劇的精神があることを指摘した。
その他、『柔らかい個人主義の誕生』(1984年)、『文化開国への挑戦』(1987年)、『大停滞の時代を超えて』(2012年)など、幅広い視野で文化論・文明論を展開している。
来歴=
京都府京都市出身。
満洲国の瀋陽で育ち、11歳の少年時代、第二次世界大戦末期のソ連対日参戦によるソ連兵の暴虐や混乱を目の当たりにして、文明 ……
山崎正和さんが亡くなってから、4年と107日が経ちました。(1568日)