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宮脇俊三 氏(みやわきしゅんぞう)

編集者、紀行作家[日本]

2003年 2月26日 死去享年78歳

宮脇 俊三(みやわき しゅんぞう、1926年〈大正15年〉12月9日 - 2003年〈平成15年〉2月26日)は、日本の編集者、紀行作家。
元中央公論社常務取締役。
鉄道での旅を中心とした作品を数多く発表した。
父は陸軍大佐で後に衆議院議員となった宮脇長吉。
娘に作家の宮脇灯子。
人物= 編集者として日本出版史に残る企画に数多く携わり、名編集者と謳われる。
作家北杜夫を世に出したのも功績の一つである。
紀行作家としては、地理や歴史の深い教養に裏打ちされた簡潔かつ格調高く、軽妙なユーモアにあふれた文章を書くことで知られる。
また熱心な鉄道ファンでありながら、専門用語などを殊更に羅列したり、評論家ぶったりするなどの、ごく一部の趣味者に見られる嫌味さが作品内にはほとんどなく、飄々とした文体が多くの人々に受け入れられ、鉄道ファンにとどまらない多くの愛読者を惹きつける。
初作『時刻表2万キロ』で「鉄道に乗る」ことを趣味とする者の存在を世間に認知させ、第2作の『最長片道切符の旅』では「最長片道切符」を広く知らしめることとなった。
これらの作品によって「鉄道紀行」を文学の一ジャンルにまでした、とも評される。
晩年に刊行した『鉄道廃線跡を歩く』シリーズ(全10巻、1995年 - 2003年、JTB)では、「廃線跡探訪」という、これまでほとんど注目されていなかった鉄道趣味を記し、一般に知らしめた。
年譜= 1926年(大正15年)12月9日、埼玉県川越市で ……

宮脇俊三さんが亡くなってから、21年と269日が経ちました。(7939日)

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