種村直樹 氏(たねむらなおき)
作家、エッセイスト、鉄道評論家[日本]
2014年 11月6日 死去転移性肺がん享年79歳
種村 直樹(たねむら なおき、1936年3月7日 - 2014年11月6日)は、日本の作家、随筆家、評論家。
滋賀県大津市出身。
もとは毎日新聞社の記者だったが、1973年に鉄道に関連する記事執筆を専業とするフリーのライターとなり、レイルウェイ・ライターと称して鉄道に関するルポルタージュ、時事評論、紀行文、推理小説などを数多く発表した。
略歴=
滋賀県立大津東高等学校(現在の滋賀県立膳所高等学校)、京都大学法学部卒業。
毎日新聞社の国鉄担当記者であった1972年に、その豊富な鉄道知識と新聞記者としての取材、執筆能力から、当時の『鉄道ジャーナル』編集長の竹島紀元に抜擢され、「列車追跡」など同誌のメインとなる特集記事を執筆するようになったほか、連載コラムも持つようになる。
フリーとして独立後は、「社会派」を標榜する『鉄道ジャーナル』に、東北新幹線や青函トンネルの開業、日本国有鉄道の終焉とJRの発足や、瀬戸大橋・青函トンネルの建設といった、時代の節目となった出来事のルポを多数執筆。
その時代の鉄道の記録を残している。
国鉄の労使双方に交友関係を持ち、特異な記事を執筆していたという評価もある。
国鉄分割民営化をめぐっては、基本的に反対の姿勢を取り、国鉄労働組合に好意的な態度を取った。
一方で経営側を批判するよりも、国鉄による自主再建を期待する発言をしていた。
こうした種村の態度は「公平」という評価がある一方、分割民営 ……
種村直樹さんが亡くなってから、10年と15日が経ちました。(3668日)