清水俊二 氏(しみずしゅんじ)
映画字幕翻訳家[日本]
1988年 5月22日 死去食道がん享年83歳
清水 俊二(しみず しゅんじ、1906年11月27日 - 1988年5月22日)は、日本の映画字幕翻訳家、翻訳家、映画評論家。
東京帝国大学経済学部卒業。
約2,000本の映画字幕の他、ウイリアム・サロイヤン『わが名はアラム』、ミッキー・スピレイン『大いなる殺人』、アガサ・クリスティ『そして誰もいなくなった』などアメリカ文学、ミステリ小説、映画関連本の翻訳をした。
特にレイモンド・チャンドラーが多く、『さらば愛しき女よ』、『かわいい女』、『長いお別れ』他、伝記など。
日本エッセイスト・クラブ賞受賞。
経歴=
東京府立第一中学校、第二高等学校、東京帝国大学経済学部卒業後、MGM映画大阪宣伝部に勤務。
1931年、楢原茂二の勧めで渡米、パラマウント映画の字幕製作を始める。
以後2,000本近い映画の字幕翻訳を行う。
高瀬鎮夫らと共に字幕翻訳を牽引し続けた。
開戦により字幕の仕事が中断し、1941年、六興出版社創立に参画。
1950年に退社して映画字幕に専念。
1957年、映倫管理委員会審査員就任。
キャサリン・ヘプバーン主演『旅情』(1955年)の「ステーキが食べたくても、ペパロニを出されたらペパロニを食べなさい」という意味の台詞にあてた字幕「スパゲティを出されたら、スパゲティを食べなさい」が当時流行した。
これは、当時ペパロニが今ほど知られておらず、直訳すると台詞の意図が伝わらなくなるという翻訳者としての判断の結果だった。
戸田奈津子、細川 ……
清水俊二さんが亡くなってから、36年と183日が経ちました。(13332日)