今井重幸 氏(いまいしげゆき)
作曲家、演出家[日本]
2014年 1月4日 死去食道がん享年82歳
今井 重幸(いまい しげゆき、1933年1月4日 - 2014年1月4日 )は、日本の現代音楽作曲家、舞台演出家、構成作家。
別名にまんじ 敏幸(まんじ としゆき)、島 敏幸(しま としゆき)。
概略=
純音楽や歌曲の作曲活動だけでなく、映像音楽、劇音楽、舞踊音楽などにも多くの作品を残す一方、まんじ敏幸の別名で舞台・演劇の構成作家や演出を手がけ、劇団を創設した。
さらに島敏幸のペンネームで歌曲の作詞をするなど、ジャンルを超えた幅広い芸術活動を精力的に展開してきた。
その間、ヨネヤマ・ママコ、三条万里子、土方巽、小松原庸子らを指導し、世に送り出した。
また、土方巽や“舞踏(BUTOH)”の命名者としても知られる。
経歴=
伊福部昭との出会いまで=
1933年(昭和8年)、東京市(現・東京都)杉並区阿佐谷にて、外交官の今井重夫、ひさの次男として生まれる。
のちに父・重夫がアメリカ、サンフランシスコ総領事館の領事になったのを機に、重夫はひさとともにアメリカに渡るが、重夫・ひさ夫妻は「子供たちは日本人だから、日本で教育を受けるべきだ」との教育方針を貫き、今井を含む2人の子供を東京の親戚宅に預けた。
今井の妹は両親のサンフランシスコ滞在時代に誕生した。
今井は小学3年時前後から我流で曲作りを始めた。
そのきっかけは、1940年(昭和15年)の父・重夫の母(今井の祖母)の逝去にある。
重夫は公務のため葬儀に臨むことができず、ひさが代理でサン ……
今井重幸さんが亡くなってから、10年と321日が経ちました。(3974日)