舟崎克彦 氏(ふなざきよしひこ)
作家、詩人、作詞家、挿絵画家、劇画原作者[日本]
(埼玉大学名誉教授)
2015年 10月15日 死去咽頭がん享年71歳
舟崎 克彦(ふなざき よしひこ、1945年2月2日 - 2015年10月15日)は、日本の作家、詩人、作詞家、挿絵画家、劇画原作者。
森窓一郎名義での作品もあり、著書は300冊以上にのぼる。
影響を受けた文学者として、谷崎潤一郎、金子光晴、西東三鬼の3人を挙げている。
柔道三段。
2015年3月まで白百合女子大学教授として文章表現と創作の授業を講じる。
来歴=
出生から=
1945年2月、キリスト教系の病院なら米軍の爆撃を免れるはずとの母の考えにより、東京都中央区明石町の聖路加国際病院にて誕生。
父の舟崎悌次郎は和歌山県生まれ、京都帝国大学経済学部卒、元画家志望だった建築家で、当時は会社社長。
克彦は末男として東京都豊島区千早町に育つ。
舟崎家はもともと新潟県佐渡市金丸の財産家であり、祖父舟崎由之は日本金属創業者で衆議院議員だった。
祖父の実兄の松栄俊三は相川町長や新潟県会議員、佐渡汽船会長などを歴任した。
戦時中は祖父の設立した会社が軍需産業の一端を担っていたため、経済的に恵まれていた。
学生時代=
1951年、2人の兄と同じように学習院初等科に入学。
このとき左利きを右利きに変えさせられた。
同級生に甯子内親王(のちの近衞甯子)や東郷和彦がいた。
1952年、日本舞踊の名取だった実母が克彦の目の前で心臓発作を起こして急逝する。
この時期の事柄は自伝的作品『雨の動物園』(サンケイ児童出版文化賞・国際アンデルセン賞優良作品賞受賞 ……
舟崎克彦さんが亡くなってから、9年と38日が経ちました。(3325日)