芥川也寸志 氏(あくたがわやすし)
作曲家、指揮者[日本]
1989年 1月31日 死去肺がん享年65歳
芥川 也寸志(あくたがわ やすし、1925年(大正14年)7月12日 - 1989年(平成元年)1月31日)は、日本の作曲家、指揮者。
JASRAC元理事長。
作風=
芥川也寸志の作風は大きく分けて3つに分かれる。
東京音楽学校を卒業後、快活な旋律とリズムで彩られた作風が魅力の第1期。
それらの要素を削ぎ落とし、減衰、静的な要素を取り入れた前衛的作風に転換した第2期。
そして第1期の快活明朗なるリズムを用いつつも、第2期以来の作風とクロスオーバーさせ、新たな世界への転換を図った第3期。
この区分においても共通するものに、彼自身の生涯のテーマとなるオスティナートの使用がある。
リズムを失った音楽は死ぬ、と述べているように、リズムこそ彼の音楽そのものであった。
映画音楽・放送音楽の分野でも『八甲田山』『八つ墓村(野村芳太郎監督)』『赤穂浪士のテーマ』などが知られるとともに、童謡『小鳥の歌』『こおろぎ』等の作曲者としても知られる。
そのほか、多くの学校の校歌や日産自動車の「世界の恋人」など、団体(企業等)のCMソングや社歌も手がけている。
来歴と作風=
小説家・芥川龍之介の三男として東京市滝野川区(現:東京都北区)田端に生まれる。
母は海軍少佐・塚本善五郎の娘・文。
長兄は俳優・芥川比呂志。
次兄は多加志。
也寸志の名は龍之介が親友の法哲学者・恒藤恭(つねとう きょう)の名「恭」を訓読みし万葉仮名に当て命名された。
父は1927年 ……
芥川也寸志さんが亡くなってから、35年と294日が経ちました。(13078日)