なかにし礼 氏(なかにしれい)
作詞家、作家[日本]
(本名・中西禮三)
2020年 12月23日 死去心筋梗塞享年83歳
なかにし 礼(なかにし れい、本名:中西 禮三(なかにし れいぞう)、1938年〈昭和13年〉9月2日 - 2020年〈令和2年〉12月23日)は、日本の小説家、作詞家。
来歴=
満洲国の牡丹江省牡丹江市(現在の中華人民共和国黒竜江省)生まれ。
両親は酒造業で成功を収めていた。
終戦後、満洲からの引き揚げでは家族とともに何度も命の危険に遭遇、この体験は以後の活動に影響を与えた。
実兄・正一は特攻隊に配属されたが終戦となった。
8歳の時に小樽に戻るが、兄の事業の失敗などで小学校時代は東京と青森(青森市立古川小学校)で育ち、中学から東京品川区大井町に落ち着く。
東京都立九段高等学校卒業後、シャンソン喫茶でアルバイトをした。
シャンソンの訳詩で大学の入学資金を稼ぎ、大学在学中にヒットメーカーになる。
一浪して1958年に立教大学文学部英文科に入学、中退と再入学と転科を経て、1965年に仏文科を卒業した(立教仏文の第1期生)。
大学在学中、1963年に最初の妻と結婚し一女をもうけるも、1966年に別居、1968年に離婚する。
シャンソンの訳詞を手がけていた頃、妻との新婚旅行中に静岡県下田市のホテルのバーで『太平洋ひとりぼっち』(映画1963年公開)を撮影中の石原裕次郎と偶然出会い知遇を得る。
石原に「シャンソンの訳なんてやっていないで、日本語の歌詞を書きなさいよ」と勧められ、約1年後に作詞作曲した作品(後の「涙と雨にぬれて」)を自ら石原プロに持ち ……
なかにし礼さんが亡くなってから、4年と100日が経ちました。(1561日)