平賀源内(ひらがげんない)

平賀 源内（ひらが げんない、享保13年（1728年） - 安永8年12月18日（1780年1月24日））は、江戸時代中頃の人物。
本草学者、地質学者、蘭学者、医者、殖産事業家、戯作者、浄瑠璃作者、俳人、蘭画家、発明家。
鳩渓（きゅうけい）、風来山人（ふうらいさんじん）など数多くの号（ペンネーム）を使い分けた。
名前= 源内は通称。
高松藩に再登用された翌年に綴りを元内に変えた。
これは国守（藩主）の姓「源」の字を避けるためで:44、辞職後は再び「源内」を称した:220。
諱は国倫（くにとも）。
1934年製作の「平賀源内略系図」に国棟（くにむね）という別名もあるが、同じ原資料に取材した1986年製作の略系図にはない:223。
字（あざな）は士彝（しい）:12。
ただし『戯作者考補遺』（1845年成立）掲載の「処士鳩渓墓碑銘」では子彝:23。
同碑銘は1930年建立の平賀源内墓地修築之碑の裏面に彫られたが、字は「士彝」に書き換えられた 。
源内は数多くの号を使い分けた。
雅号の鳩渓（きゅうけい）は志度村にあった地名「ハトダニ」から取ったとも言われる:8。
戯作者としては風来山人（ふうらいさんじん）、悟道軒、天竺浪人（てんじくろうにん）の筆名を用いた。
なお、一字違いの天竺老人は門人の桂川中良の筆名である。
浄瑠璃作者としては福内鬼外（ふくうちきがい、ふくちきがい）、俳号は李山（りざん）。
源内の著作の中に、自身をモデルとした貧家銭内（ひんかぜにな ……