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杉浦日向子 氏(すぎうらひなこ)

江戸風俗研究家漫画[日本]

2005年 7月22日 死去下咽頭がん享年48歳

杉浦 日向子(すぎうら ひなこ、本名:鈴木 順子(すずき じゅんこ)、1958年〈昭和33年〉11月30日 - 2005年〈平成17年〉7月22日)は、日本の漫画家、江戸風俗研究家、エッセイスト。
時代考証が確かで、江戸や明治の生活風俗を生き生きと描いた作品を残した。
生涯[編集] 東京・日本橋で開業する呉服屋の娘として港区芝に生まれる。
幼時から歌舞伎、寄席、大相撲、江戸文化にひたって育った。
また、5歳上の兄(鈴木雅也・カメラマン)の影響で、ロック・映画などのサブカルチャーに早くから関心を寄せる。
1977年に日本大学鶴ヶ丘高等学校を卒業、アート・ディレクターを志望して日本大学芸術学部デザイン学科に入学。
しかし講義に興味が持てず、1年で中退。
模索している時に黄表紙と森銑三の著作と出会う。
このことが深く江戸に関わるきっかけとなる。
家業を手伝いながら、手描きの友禅の勉強をする。
やがて、独学で勉強できる「時代考証」に興味を抱き、朝日カルチャーセンターでの稲垣史生の「時代考証教室」に通い、その熱心さに稲垣に正式な「弟子」として認められ、稲垣の川越の自宅に3年間通った。
しかし稲垣に「時代考証で生活できるようになるには15年かかる」と言われ、とりわけ好きではなかった漫画へと方向を変える。
22歳の時、月刊漫画『ガロ』1980年11月号で、吉原を題材にした『通言・室之梅』(つうげん・むろのうめ)で漫画家としてデビュー。
時代考 ……

関連作品

杉浦日向子さんが亡くなってから、19年と5日が経ちました。(6945日)