益田喜頓 氏(ますだきいとん)
俳優、コメディアン[日本]
1993年 12月1日 死去大腸がん享年85歳
益田 喜頓(ますだ きいとん、本名:木村 一、1909年〈明治42年〉9月11日 - 1993年〈平成5年〉12月1日)は、日本の俳優。
昭和期を代表するコメディアンである。
芸名の「ますだきいとん」は三大喜劇王の一人、「バスター・キートン」のもじり。
来歴・人物=
1909年(明治42年)9月11日、北海道庁函館区青柳町(現在の北海道函館市青柳町)に、会津藩の武家上がり(戦さに敗れ、新潟から船で函館へ逃れてきた)の家に生れる。
当時 木村家は土木請負業を経営し、石山も2ヵ所あった。
又七飯村には杉林で囲まれた何万坪もある別荘を持ち、年間の半分はこの別荘で過ごした。
裕福な家で育つが、7歳の時祖父が亡くなり、父親の代で事業は失敗。
父親が「アメリカで一旗あげる」と言って、祖母、母、そして5人の兄弟(後に末の妹ができる)を残し蒸発。
一家は谷地頭の長屋のような小さな家へ移転。
貧しい生活状態が続いた。
その頃から喜劇映画が好きで、特にバスター・キートン(大ファンであったため、仲間からもキートンのあだ名で呼ばれていた)、チャップリン、ペン・タービン、ハリー・ラングドン、ロイドらが主役を演じるアメリカの短編喜劇の無声映画を好んで観ていた。
1923年(大正12年)、北海道庁立函館商業学校(旧制、現在の北海道函館商業高等学校)に入学する。
トルストイを愛読し、小説家を志す一方、野球部に入り頭角を現し、三塁手として活躍し、北海中学校(旧 ……
益田喜頓さんが亡くなってから、30年と355日が経ちました。(11313日)