高橋たか子 氏(たかはしたかこ)
作家[日本]
2013年 7月12日 死去心不全享年82歳
高橋 たか子(たかはし たかこ、1932年(昭和7年)3月2日 - 2013年(平成25年)7月12日)は、日本の小説家。
旧姓岡本、本名和子(たかこ)。
夫の高橋和巳の死後本格的に作家活動に入り、『空の果てまで』『誘惑者』などを発表。
愛憎を超えた不可解な心理の深層を描き続けた。
カトリックに入信、渡仏して観想修道生活を送った(のち還俗して帰国)。
来歴・人物=
京都府京都市下京区醒ヶ井通仏光寺下ル荒神町で、父・岡本正次郎、母・達子の長女として生まれる。
父親は旧制名古屋高等工業学校建築科を卒業し、京都府警察部建築課に勤めていた。
尋常小学校時代に等持院北町に転居し、京都府立嵯峨野高等女学校から京都府立山城高等学校を経て、1954年(昭和29年)、京都大学文学部フランス文学科卒。
在学中に高橋和巳と知り合い、卒業の半年後に結婚する。
大学院に進み、1958年に修士を取得。
その一方で作家志望の和巳が働かなかったため、たか子が家庭教師や翻訳、外国人観光客のガイドなどをして家計を支え、加えて夫の原稿の清書なども精力的に手伝った。
夫と共に、布施市吉松蔦崎町(現:東大阪市)、等持院北町のたか子の実家、吹田市大字垂水と転居し、1965年に鎌倉市二階堂理智光寺に住む。
1967年、和巳は京都大学助教授に就任して京都へ単身赴任した。
たか子は、業務専念義務のある大学教員になることで和巳の小説家への道が閉ざされることを心配し、また関西 ……
高橋たか子さんが亡くなってから、11年と132日が経ちました。(4150日)