火坂雅志 氏(ひさかまさし)
作家[日本]
2015年 2月26日 死去急性膵炎享年59歳
火坂 雅志(ひさか まさし、1956年5月4日 - 2015年2月26日)は、日本の小説家。
本名は中川 雅志(なかがわ まさし)。
上杉景勝の家臣であった直江兼続を主人公とした時代小説『天地人』は大河ドラマとして映像化された。
また、明治の小説家である村井弦斎を敬愛し、長年にわたる弦斎研究を行っていたことでも知られる。
来歴・人物=
新潟県長岡市・新潟市出身。
長岡市立南中学校、新潟市内の公立中学校、新潟県立新潟高等学校を経て早稲田大学商学部卒業。
早稲田大学在学中よりサークル早稲田大学歴史文学ロマンの会に所属し、歴史文学に親しんだ。
大学卒業後は、編集者として新人物往来社に勤務し、1988年に『花月秘拳行』でデビュー。
吉川英治文学新人賞候補の『全宗』で注目される。
初期には伝奇性の強い作品が多いが、後年は本格的な大型歴史・時代小説を発表している。
主な作品に『覇商の門』『黒衣の宰相』『天地人』など。
以心崇伝(徳川家康の参謀)、施薬院全宗(豊臣秀吉の参謀)、沢彦(織田信長の参謀)といった、それまで光が当てられてこなかった戦国時代の参謀役を次々と取り上げ、脚光を浴びた。
『天地人』で第13回中山義秀文学賞を受賞、2009年NHK大河ドラマ原作となった。
新潟県出身であるが、1980年頃から平塚市に居住していた。
同じく平塚に居を構えた明治時代のベストセラー作家村井弦斎にとりわけ強い関心を寄せ、その存在に光を当てるべ ……
火坂雅志さんが亡くなってから、9年と269日が経ちました。(3556日)