ジャン・ジャック・ルソーJean-Jacques Rousseau
啓蒙思想家[フランス]
1778年 7月2日 死去享年66歳

ジャン=ジャック・ルソー(Jean-Jacques Rousseau, フランス語発音: [ʒɑ̃ ʒak ʁuso]、1712年6月28日 - 1778年7月2日)は、フランス語圏の都市国家であるジュネーヴ共和国に生まれ、主にフランスで活躍した哲学者、政治哲学者、作曲家。
生涯=
ジュネーブでの幼年期=
ルソーの生家
ジャン=ジャック・ルソーは、1712年6月28日、ジュネーヴのグラン・リュ街にて誕生した。
父はイザーク・ルソー、母はシュザンヌ・ベルナール。
ルソー家の先祖はパリ近郊モンレリに由来するが、フランスでは1539年にフランソワ1世がフランス語を公用語とするヴィレール=コトレの勅令を公布しており、ルソーの5代前の先祖で書店主だったディディエ・ルソーは1549年にプロテスタント弾圧から逃れるため、ジュネーヴに移住していた。
ジュネーヴはカルヴァン派のユグノーが構成するプロテスタントの都市国家であり、当時はまだスイス誓約者同盟に加盟していなかった。
ジュネーヴはルソーの故郷であり続け、自分をジュネーヴ市民として見ていた。
なお、ルソーはヴォルテールやシャルル・モーラスなどから「ユダヤ人」またはそれに類する呼称で呼ばれたことがあるが、これは罵倒言葉としてであって、もちろん実際にルソーがユダヤ人だったわけではない(大橋尚泰「君主制の破壊者ルソーはユダヤ人だったのか」、『國の防人』32号(2024年12月発行)52~61ページ参照)。
父イザークは陽気で温和な性格をもった時計職人であ ……
ジャン・ジャック・ルソーが亡くなってから、246年と363日が経過しました。(90215日)