原田康子 氏
作家[日本]
(本名・佐々木康子)
2009年 10月20日 死去享年81歳
原田 康子(はらだ やすこ、1928年1月12日 - 2009年10月20日)は日本の小説家である。
本名は佐々木康子(旧姓:原田)。
来歴・人物=
1928年(昭和3年)東京府生まれ、2歳から北海道釧路市で育つ。
市立釧路高等女学校(現・北海道釧路江南高等学校)卒業後、1949年から東北海道新聞(ひがしほっかいどうしんぶん)(のちの釧路新聞)に勤務。
1949年(昭和24年)に釧路の同人雑誌『北方文芸』に処女作「冬の雨」を発表し、以後も同誌およびその後継誌に相当する『北海文学』を中心に短編・長編を発表する。
1951年(昭和26年)、東北海道新聞社の同僚と結婚。
1953年(昭和28年)、前年10月に鳥居省三らが釧路で創刊した同人雑誌『北海文学』に同人として参加、初めての長編小説「廃園」を発表。
1954年(昭和29年)、新潮同人雑誌賞に「サビタの記憶」で応募、最終候補に残って伊藤整らの高い評価を得る。
翌1955年(昭和30年)から『北海文学』誌上に長編「挽歌」を10回に分けて連載、同人誌連載中から出版や映画化の打診があった。
1956年(昭和31年)に東都書房(講談社)から単行本『挽歌』として出版されると無名作家の単行本にもかかわらず翌年には113版(113刷)を数えるベストセラーとなり、五所平之助監督による映画化も相俟って(あいまって)大きな反響を呼んだ。
『挽歌』は翻訳され、海外数ヶ国でも出版されている。
また1991年には、『満月』が『満月 MR.MOONLIGHT』のタイトルで映画 ……
原田康子さんが亡くなってから、15年と32日が経ちました。(5511日)