佐野眞一 氏(さのしんいち)
ノンフィクション作家[日本]
2022年 9月26日 死去享年76歳
佐野 眞一(さの しんいち、1947年(昭和22年)1月29日 - 2022年(令和4年)9月26日)は、日本のジャーナリスト、ノンフィクション作家。
東京都葛飾区出身。
経歴=
乾物屋を商った東北出身の父は婿養子で、ただ寡黙に働くために生まれてきたような男だった。
男ばかり3人兄弟の長男。
初孫だったために粋人の祖父に溺愛され、小学生のころから浅草で酒の味や映画、演芸の享楽を仕込まれた。
1965年(昭和40年)に早稲田大学第一文学部に入学。
当時、早稲田大学では学費値上げ反対闘争が起こっており、佐野も学生運動に参加したが幹部学生たちの左翼小児病的体質に嫌気がさし足を洗う。
その後、「稲門シナリオ研究会」に入り(このシナリオ研究会には、古くは今村昌平や実相寺昭雄が在籍し、佐野の卒業と入れ替わるように村上春樹が入ってきた)、ぼんやりとだが映画監督になることを夢見ていた。
なお、実家の乾物屋は佐野が子どもの頃にはそこそこ繁盛していたが、高校時代にスーパーが生まれ破竹の勢いで増殖を始めると、ダイエーの躍進もあり、大学入学時(昭和40年代)には店は閑古鳥が鳴きほぼ商売をたたみかけていた。
大学卒業後=
大学卒業後は、主に子供向けソノシート制作などを手がけていた音楽出版社・勁文社に入社。
当初はソノシートの録音のチェック等の仕事をしていたが、1971年12月、ウルトラマンだけでなく、仮面ライダーやゴジラ、ガメラなどすべての怪獣、怪 ……
佐野眞一さんが亡くなってから、2年と19日が経ちました。(750日)