及川道子(おいかわみちこ)
女優[日本]
1938年 9月30日 死去結核享年28歳
及川 道子(おいかわ みちこ、1911年10月20日 - 1938年9月30日)は、日本の女優。
1920年代後半〜1930年代前半の日本映画で、清楚で近代的なキャラクターを数多く演じ、「永遠の乙女」と呼ばれた。
来歴=
1911年10月20日、東京府豊多摩郡渋谷町(現・東京都渋谷区)に生まれる。
父・鼎寿は、社会主義運動家の経歴を持ち、後に出版社の春秋社に勤務した。
両親ともにクリスチャンであり、その影響で道子も敬虔なキリスト教信者となる。
1924年に小学校を卒業し、当時存在した東京音楽学校一橋分教場声楽科に入学。
同年秋、小山内薫の紹介で、築地小劇場に加わる。
同年12月の第18回公演『そら豆の煮えるまで』で主役の少年に抜擢され初舞台。
以後、1925年の『青い鳥』ではチルチル、1926年の『三人姉妹』ではハープ弾きの少女、1927年の『埋もれた春』では主役のきみ子を演じるなど、舞台女優としてのキャリアを積み重ねていく。
特に『青い鳥』での演技は、劇評家にも高い評価を受けた。
この間、1927年に東京音楽学校を修了し、当時本郷にあった第一外国語学校英語専科・高等科で翌年まで学ぶ。
この頃は春秋社でもお茶くみとして働いていた。
1928年10月の第79回公演『国姓爺合戦』では杉村春子・滝蓮子・細川ちか子とともに女官役を演じるが、翌1929年3月に劇団は分裂。
道子は脱退派の土方与志・丸山定夫・細川ちか子らが4月に結成した新築地劇団に参加するが、7月に退団する。
2ヵ ……
及川道子が亡くなってから、86年と52日が経過しました。(31464日)