船戸与一 氏(ふなどよいち)
作家、脚本家・外浦吾朗[日本]
(「虹の谷の五月」で直木賞受賞)
2015年 4月22日 死去胸腺がん享年72歳
船戸 与一(ふなど よいち、1944年2月8日 - 2015年4月22日)は、日本の小説家。
本名:原田 建司(はらだ けんじ)。
人物=
山口県下関市生まれ。
山口県立下関西高等学校、早稲田大学法学部卒業。
小学館、祥伝社などの出版社勤務を経てフリーになり、執筆活動を始める。
1979年『非合法員』(講談社)で冒険小説家としてデビュー。
他に豊浦 志朗の筆名で『叛アメリカ史』などのルポルタージュ、外浦 吾朗の筆名で『ゴルゴ13』、『メロス』の劇画原作も著している。
なお、「船戸」「豊浦」「外浦」はいずれも出身地である山口県の地名。
1983年、日本冒険作家クラブの創設の発起人の一人となる。
2015年4月22日 、胸腺癌のため死去。
71歳没。
闘病生活を続けながら執筆した長編『満州国演義』シリーズの完結をもって絶筆となった。
エピソード=
早稲田大学探検部=
早稲田大学在学中は探検部(第三期生)に所属した。
先輩には西木正明、後輩には高野秀行がいる。
アラスカのエスキモーを訪問し、本名で共著『アラスカ・エスキモー』を刊行した。
1997年に発生したペルー早稲田大学探検部員殺害事件では、同事件で被害者に対してコメントした橋本龍太郎に対して反発。
探検部OB会有志47人の連名で、「内閣総理大臣・橋本龍太郎にたいする糾弾文」(原文ママ)と題し、「内閣総理大臣を辞職せよ」と迫る文章を1998年1月26日発売の『週刊ポスト』183ページに意見広告として掲載 ……
船戸与一さんが亡くなってから、9年と214日が経ちました。(3501日)