宮原安春 氏(みやはらやすはる)
ノンフィクション作家[日本]
2017年 1月20日 死去肺炎享年76歳
宮原 安春(みやばら やすはる、1942年1月2日 -2017年1月20日)は、日本の元政治運動家、ノンフィクション作家。
経歴=
長野県埴科郡戸倉町(現千曲市)出身。
長野県上田高等学校卒業、早稲田大学第二文学部露文科中退。
平岡正明らと政治結社『犯罪者同盟』を結成。
1962年に、松田政男、山口健二、川仁宏らが企画した自立学校に、学生として参加し、事務局だった平岡正明と知り合う。
平岡ともに、自立学校の講師だった森秀人に師事。
1963年、犯罪者同盟の機関誌の単行本『赤い風船あるいは牝狼の夜』を刊行したところ、猥褻図画頒布の容疑で警視庁から捜査を受ける。
なお、この捜査の際、安原の自宅に赤瀬川原平(赤瀬川も自立学校の学生であった)の芸術作品「印刷千円札」があったことから、「千円札裁判」が起きるきっかけになった。
安原らの身元引受人には森秀人がなった。
1960年代末に三年間、ニューヨーク日本倶楽部に勤務。
帰国後の1972年、第一期『情況』に革命小説『わが愛しのテロリアン』を連載。
その後、週刊誌記者、コラムニスト等を経て、ノンフィクション作家となる。
近年は70年代初期までの左翼的な活動とはまったく異なる、著書を刊行している。
埼玉文芸賞受賞。
著書=
『赤い風船あるいは牝狼の夜』(編著、個人出版) 1963
『俺は熱いぞホットだぞ』三一書房 1970
『流刑人宣言 ロックを旅する遊子たち』あすか舎, 1973
『ニューヨーク・ララバイ ……
宮原安春さんが亡くなってから、7年と305日が経ちました。(2862日)