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入江泰吉 氏(いりえたいきち)

写真家[日本]

1992年 1月16日 死去享年88歳

入江 泰吉(いりえ たいきち、1905年(明治38年)11月5日 - 1992年(平成4年)1月16日)は、日本の写真家。
奈良県出身。
主に大和路の風景、仏像、行事などの写真を撮り、高い評価を受けた。
経歴= 少年時代= 1905年、父・芳次郎、母・サトの七男一女の六男として奈良市にある東大寺の旧境内地である片原町に生まれる。
芳次郎は奈良で呉服商を営んでいた入江家に婿養子として入ったが、店をたたみ、古美術品の鑑定で生計を立てていた。
家は裕福ではなかったが、美術を愛好する気風があった。
母は観音信仰をもち、入江を伴ってよく東大寺二月堂に詣でた。
後に東大寺別当となる上司海雲(かみつかさかいうん)、橋本聖準(はしもとしょうじゅん)らとは、一緒に野球をするなど幼なじみであった。
1913年、奈良第二尋常小学校(現・奈良市立飛鳥小学校)入学。
1921年、奈良女子高等師範学校附属小学校(現・奈良女子大学附属小学校)高等科を卒業。
図画工作が得意であった。
長兄の影響で画家を志し、日本画家・土田麦僊に弟子入りする手はずが整っていたが、東京美術学校の学生だった次兄に画家で成功するための厳しさを説かれて断念した。
それからしばらくして、長兄から「ベスト・コダック・カメラ」(「ヴェスト・ポケット・コダック」のことと考えられる)を譲ってもらい、当時まだ新興芸術であった写真に目覚める。
修行時代= 1925年、入江が20歳のとき、大阪市の写 ……

入江泰吉さんが亡くなってから、32年と310日が経ちました。(11998日)