芸能人・経営者のおくやみ情報

榊莫山 氏(さかきばくざん)

書家[日本]

2010年 10月3日 死去急性心不全享年85歳

榊󠄀 莫山(さかき ばくざん、1926年〈大正15年〉2月1日 - 2010年〈平成22年〉10月3日)は、日本の書家。
本名は榊󠄀 齊(さかき はじむ)。
生涯= 1926年(大正15年)2月1日、京都府相楽郡大河原村南大河原(現・南山城村)生まれ。
小学校校長の長男。
三重県名賀郡古山村菖蒲池(現・伊賀市)で育つ。
1938年、旧制上野中入学。
同校で書を松永楳園に、油絵を佐々木三郎に学ぶ。
1943年、上野中卒業。
1943年、三重師範学校(現・三重大学教育学部)入学。
三重師範在学中に学徒出陣で徴兵され、沖縄に派遣される予定だったが、艦船がなかったために鹿児島で足止めされ、鹿児島で敗戦を迎える。
敗戦と同時に三重に帰郷し、聴講生として京都大学文学部の井島勉に美学を学ぶ。
隣村で国民学校(小学校)の教員として勤務し、教員時代には公立学校の教職員組合活動にも参加したことがあった。
1960年代に大阪市立真田山小学校教諭を務め、1971年(昭和46年)大阪成蹊女子短期大学教授。
次いで、平成に入り5年間、近畿大学文芸学部芸術学科教授を務めた。
1946年、奈良国立博物館の第1回正倉院展を観に行った足で奈良在住の書家・辻本史邑に入門し、書の道に入る。
日本書芸院展に出品した漢詩で推薦一席(最高賞)を1951年から2年連続で受賞するなど20代の頃から頭角を現す。
師の辻本の死を機として1958年に日本書芸院や上田桑鳩の奎星会を退会し、書壇から退く。
書壇 ……

榊莫山さんが亡くなってから、14年と49日が経ちました。(5163日)

「榊莫山」と関連する故人

推定関連画像