マリー・ドレスラーMarie Dressler
女優[カナダ]
1934年 7月28日 死去がん享年67歳
マリー・ドレスラー(Marie Dressler, 1868年11月9日 - 1934年7月28日)は、カナダ出身の女優。
世界恐慌の時期に60歳を過ぎてスターとなった遅咲きの女優。
1930年の『惨劇の波止場』で第4回アカデミー賞の主演女優賞を受賞するなど、1930年代前半に活躍するが、人気絶頂の1934年に癌で亡くなった。
死後四半世紀が過ぎた1960年に、ハリウッド・ウォーク・オブ・フェームに名前が刻まれた。
略歴=
1868年にカナダ・オンタリオ州コーバーグに生まれる。
父はオーストリア人(ドイツ系)。
14歳で家を出てコーラスガールになり、キャリアをスタートさせる。
1892年にブロードウェイデビュー。
その後、ヴォードヴィリアンとしても活動し、1900年代初頭にはヴォードヴィルのスターとなる。
1910年に主演舞台『Tillie's Nightmare』がヒット。
旧知の仲だった映画監督マック・セネットが同作を『醜女の深情け(原題:Tillie's Punctured Romance)』(1914年)として映画化する際に彼女を主演に起用。
これが彼女にとっての映画デビュー作となる。
なお、同作はハリウッド初の長編コメディ映画であり、共演のチャールズ・チャップリンにとっては自らが監督しない最後の作品となる。
その後、同じ役柄による続編的な作品『Tillie's Tomato Surprise』(1915年)や『Tillie Wakes Up』(1917年)など何本かの映画に出演するが、キャリアが飛躍することはなく、1918年には仕事が来なくなる。
仕方なくヴォードヴィルの仕事に戻 ……
マリー・ドレスラーが亡くなってから、90年と116日が経過しました。(32989日)