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ウィリアム・オドリングWilliam Odling

有機化学者[イギリス]

1921年 2月17日 死去心不全享年93歳

大英帝国の有機化学者。19世紀後半、A・ケクレによる炭素の四価性(1858)とベンゼン構造(1865)の提示に至る有機化学建設期に活躍した。E・フランクランドによる飽和容量(原子価)概念(1852)およびC・ジェラール(ゲルアルト)による型の理論(1853)の提起を受けて多塩基性の根(こん)(イオンになりうる基)の概念を示し、A・W・ウィリアムソンとともに、ケクレに影響を与えた。1872年から1912年までオックスフォード大学の化学教授を務める。1854、1855年、型の表現において、原子および有機基の肩にダッシュをつけ、その数によって塩基度を表現し、ウィリアムソンの多重型の概念の拡張表現を与えた。1857年、元素を13の群に分けたが、これはメンデレーエフの周期律への過渡的段階の仕事としての意味をもった。(参照元・日本大百科全書(ニッポニカ))