笠智衆 氏(りゅうちしゅう)
俳優[日本]
1993年 3月16日 死去享年90歳
笠 智衆(りゅう ちしゅう、1904年〈明治37年〉5月13日 - 1993年〈平成5年〉3月16日)は、日本の俳優。
身長171cm。
1925年(大正14年)に松竹に入社し、10年間ほど大部屋俳優として過ごした後、小津安二郎監督に見いだされ、彼の『大学よいとこ』で助演した。
以降『晩春』『東京物語』など、小津作品には欠かせない俳優となった。
小津作品以外にも、木下惠介、岡本喜八、山田洋次、黒澤明等の監督の作品に登場し、貴重なバイプレーヤーとして活動した。
一貫して日本の父親像を演じてきた。
日本を代表する老け役の1人である。
経歴=
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熊本県玉名郡玉水村(天水村、天水町を経て、現在の玉名市)立花で父・淳心、母・トシの次男として生まれる。
生家は浄土真宗本願寺派来照寺で、父が住職を務めていた。
「笠智衆」という名前は本名である。
玉水村立玉水尋常小学校、熊本県立玉名中学校(現在の熊本県立玉名高等学校)を卒業後、龍谷大学(京都市)に進学した。
兄が台湾へ行っていたため、寺を継ぐ予定だったことから、父から強く勧められてのことだったが、寺を継ぐ気はなく大学にはほとんど行かなかったことが父に知れて中退した。
その後、旧制の東洋大学印度哲学科に入学した。
大学は実家の寺を継ぐために進学すると両親には告げていたが、実際にはその気はなかった。
1925年(大正14年)2月、新聞で研究生募集の広告を見た友達にひやかし半分で勧められ ……
笠智衆さんが亡くなってから、31年と262日が経ちました。(11585日)