朝倉摂 氏(あさくらせつ)
舞台美術家[日本]
2014年 3月27日 死去くも膜下出血享年93歳
朝倉 摂(あさくら せつ、1922年7月16日 - 2014年3月27日)は、日本の舞台美術家・画家。
本名・冨沢摂。
the companyのアソシエイツメンバー。
人物=
文化人や芸術家によって結成された「安保批判の会」の安保反対のデモ。
旗の前にいる人物は左から深尾須磨子、青野季吉、野上弥生子、朝倉摂。
その後ろに写っているのは壺井重治、岸輝子、佐多稲子、三宅艶子ら。
東京府東京市下谷区谷中(現在の東京都台東区谷中)に生まれる。
父は彫刻家の朝倉文夫。
妹は彫刻家の朝倉響子。
娘は文学座所属の女優の富沢亜古。
声優の大塚周夫は従弟。
同じく声優の大塚明夫は従弟の長男にあたる。
画家の伊東深水に師事し、初めは日本画を学ぶ。
1941年、第4回新文展に「小憩」が初入選となるが、翌年より福田豊四郎や吉岡堅二らによる在野の新美術人協会に参加、その流れから戦後は創造美術に参加。
1970年、アメリカ合衆国のニューヨークのロックフェラー財団で、舞台美術を学ぶ。
小説や絵本の挿絵も手がけ、1972年に講談社出版文化賞絵本賞を受賞する。
この間、多数の舞台美術を手がける。
主なものとしては、蜷川幸雄演出・秋元松代作『近松心中物語』、市川猿之助演出・梅原猛作『ヤマトタケル』、蜷川演出・唐十郎作『下町万年町物語』など。
2009年、BankART Studio NYK(横浜市中区)で「朝倉摂ワークショップ&展覧会 2009 AUTUMN」が開催された(主催:文化庁、神奈川県文化芸術 ……
朝倉摂さんが亡くなってから、10年と239日が経ちました。(3892日)