藤沢秀行 氏(ふじさわひでゆき)
囲碁棋士・名誉棋聖[日本]
2009年 5月8日 死去誤嚥性肺炎享年85歳
藤沢 秀行(ふじさわ ひでゆき、ふじさわ しゅうこう、1925年6月14日 - 2009年5月8日)は、日本の囲碁棋士。
本名:「藤沢 保(たもつ)」。
棋聖戦6連覇、史上最年長タイトル保持者などに輝いた、昭和を代表する棋士の1人。
年上の甥(姉の息子)に藤沢朋斎九段、子(五男)に藤沢一就八段、孫に藤沢里菜七段。
また小島高穂九段は大甥(姉の孫)に当たる。
経済学者の松井彰彦は甥。
正しい名前の読み方は「ひでゆき」だが、生涯を通じて「しゅうこう」と呼ばれ続けた。
人物=
棋風・人柄=
棋風は豪放磊落であり、厚みの働きを最もよく知ると言われた。
ポカ(うっかりミス)で好局を落とすことも多かったが、「異常感覚」とも称される鋭い着想を見せ、「華麗・秀行」とも呼ばれた。
「序盤50手までなら日本一」とされ、序盤中盤の局後検討で結論がでない場合は「秀行(しゅうこう)先生に聞こう」というのが、かつての日本棋院での決まり文句だった。
盤上での活躍の一方、盤外では酒、ギャンブル、借金、女性関係など破天荒な生活でも有名であった。
癌の手術以前はアルコール依存症の禁断症状と戦いながらの対局を重ねていた。
こうした「最後の無頼派」とでも称すべき藤沢の人柄を愛する者は多く、政財界に多くの支持者を抱えるほか、日中韓の若手棋士からも非常に尊敬されている。
高利貸しから億単位の借金がありその大半を好きな競輪につぎ込んだ。
政財界に藤 ……
藤沢秀行さんが亡くなってから、15年と158日が経ちました。(5637日)