C・W・ニコル 氏Clive William Nicol
作家、環境保護活動家[イギリス→日本]
2020年 4月3日 死去直腸がん享年81歳

クライヴ・ウィリアム・ニコル(Clive William Nicol, MBE、1940年7月17日 - 2020年4月3日)は、ウェールズ生まれの日本の作家、ナチュラリスト、環境保護活動家。
キラメッセ室戸鯨館名誉館長。
妻は、作曲家で日本画家のニコル麻莉子(1980年に結婚)。
1995年に日本国籍を取得し、本人の言によれば「ウェールズ系日本人」。
日本における戸籍名はニコル・シーダブリュー。
経歴=
少年時代 - 青年時代=
ノルマン系イングランド人の軍人を父(実父)として、イングランドに憧れたウェールズ女性を母として、ウェールズの首都カーディフの西方にある町ニース・ポート・タルボットで誕生(出生時の姓はライス)。
自身のエッセイによると、ライス家はケルト化したノルマン系の家系だという。
幼い頃に、軍人であった実父が太平洋戦争中にシンガポールで日本陸軍の捕虜となって処刑され、母と二人でイングランド東南部のイプスウィッチに住むことになった。
当時はナチスドイツの空軍による空襲(ザ・ブリッツ)に怯えていたと懐古している。
母方の祖父である元炭鉱労働者のジョージ・ライスを尊敬している。
10歳の時、母が再婚(remarriage)し、再婚相手である、スコットランドのスカイ島生まれのイギリス海軍士官、ジェームス・ネルソン・ニコルの養子となってニコル姓となる(ニコル家もやはりケルト化したノルマン系スコットランド人という)。
12歳のとき、その養父の紹介でSea cadets( ……
C・W・ニコルさんが亡くなってから、5年と197日が経ちました。(2023日)