ユスフ・ハビビ 氏Bacharuddin Jusuf Habibie
政治家、元大統領[インドネシア]
2019年 9月11日 死去享年84歳
バハルディン・ユスフ・ハビビ(Bacharuddin Jusuf Habibie、1936年6月25日 - 2019年9月11日)は、インドネシアの技術者、政治家である。
スハルト政権末期の副大統領を務め、スハルト辞任後、同国の第3代大統領に昇格した(在任:1998年 - 1999年)。
政治家になる前はドイツの航空機メーカー・メッサーシュミットの副社長を務めていた。
経歴=
スラウェシ島(南スラウェシ州パレパレ)出身。
幼少の頃、当時南スラウェシ派遣軍司令官としてスラウェシ島に赴任していたスハルトの知遇を得る。
ジャワ島西部のバンドゥン工科大学(ITB)(バンドン工科大学)に入学したが、留学のため中退し、西ドイツ(当時)のアーヘン工科大学航空工学科に入学。
1960年に同科を卒業して、同大学助手に就任。
1965年、工学博士号を取得した。
1963年にタルボット(現ボンバルディア・トランスポーテーション)に入社。
その後も航空機エンジニアとして、ドイツの航空機産業界に籍を置きながら、1974年にはメッサーシュミット・ベルコウ・ブロムの副社長(技術応用部長)を務める(1978年まで)。
MBB在職中にはエアバスA300の開発に参加している。
1974年、インドネシアに帰国し、同国の石油公社プルタミナの総裁補佐官、およびスハルト政権の先端技術・航空工学担当大統領補佐官に就任する。
その後も1980年代末まで、研究技術担当国務大臣、バタム工業開発庁長官、技術評価応用庁(BPPT)長官、戦略産業庁長官を ……
ユスフ・ハビビさんが亡くなってから、5年と72日が経ちました。(1898日)