吉田絃二郎(よしだげんじろう)
作家[日本]
1956年 4月21日 死去享年71歳
吉田 絃二郎(よしだ げんじろう、1886年11月24日 - 1956年4月21日)は、日本の小説家、随筆家。
佐賀県神埼郡西郷村(現在の神埼市)に生まれ、幼時に長崎県佐世保市に移る。
本名は吉田源次郎。
佐賀工業学校金工科(現在の佐賀県立佐賀工業高等学校機械科)、早稲田大学文学部英文科を卒業。
1915年(大正4年)に早大講師、1924年に同大文学部教授となる(教え子には井伏鱒二等がいる)。
教職の傍ら詩や小説を多く執筆した。
1934年(昭和9年)に早大を退職し作家活動に専念。
小説・随筆・評論・児童文学・戯曲と幅広い分野で活躍し、著作集は236冊を数えた。
1956年4月21日死去、享年69。
主な作品=
「島の秋」 - 早大在学中に徴兵で赴任した対馬を舞台とした短編小説で、1916年に「早稲田文学」に発表、出世作となる。
「小鳥の来る日」
「清作の妻」 - 「太陽」大正7年(1918)4月号に発表。
(二度映画化)
「山はるかに」 - 戦後に執筆した少年少女小説。
最終編が絶筆となった。
映画化=
1924 清作の妻 :村田実監督、浦辺粂子主演 日活
1930 飾窓の中の女:松本英一監督 帝キネ
1937 盗人厩 嵐寛寿郎主演 新興京都
1938 春の逃げ水 新興東京
1941 江戸最後の日:稲垣浩監督 阪東妻三郎主演 日活
1965 清作の妻:増村保造監督、若尾文子主演 大映東京
著書=
『タゴール聖者の生活』天弦堂書房 1915
『タゴールの哲学と文芸』大同館書店 1915
『生の悲劇』大同館書店 1916
『生命 ……
吉田絃二郎が亡くなってから、68年と214日が経過しました。(25051日)