武邦彦 氏(たけくにひこ)
元競馬騎手、調教師[日本]
2016年 8月12日 死去病気享年79歳
武 邦彦(たけ くにひこ、1938年10月20日 - 2016年8月12日)は、日本中央競馬会(JRA)にかつて所属した騎手、調教師、競馬評論家。
騎手時代は1960年代から1980年代にかけて第一線で活躍し、関西所属騎手として初の通算1000勝を記録した。
通算7679戦1163勝、うち八大競走8勝を含む重賞80勝。
「名人」、「ターフの魔術師」等の異名を取り、関係者やファンの間では「タケクニ」、「邦ちゃん」の愛称で親しまれた。
調教師としても1989-1990年度JRA賞最優秀スプリンターのバンブーメモリー、2000年度同最優秀3歳 (現2歳) 牡馬のメジロベイリーなどを管理した。
2009年に70歳定年制により調教師も引退。
以後評論家として活動していた。
中央競馬の通算最多勝記録を保持する騎手の武豊は三男、元JRA騎手・現調教師の武幸四郎は四男である。
義娘(豊の妻)に佐野量子がいる。
※親族と区別するため、文中では「邦彦」と名前で表記する。
経歴=
1938年、函館市郊外の園田牧場に生まれる。
祖先は薩摩国出身の武家であり、祖父の彦七は薩摩藩士の園田家から武家へ養子に入って、日本近代馬術の祖・函館大経の直弟子として多くの騎手、調教師を育てた馬術家である。
父・芳彦は北海道馬主協会の重鎮、園田牧場は大伯父の園田実徳が興し、80頭からのサラブレッドを繋養した大牧場であり、これらと親しみながら幼児期を過ごした。
しかしその後、太平洋戦争終結に伴って日本に進駐したGHQの農地解放 ……
武邦彦さんが亡くなってから、8年と101日が経ちました。(3023日)