辻久子 氏(つじひさこ)
バイオリン奏者[日本]
2021年 7月13日 死去享年96歳
辻 久子(つじ ひさこ、本名:坂田 久子、1926年3月16日 - 2021年7月13日)は、日本のヴァイオリニストである。
大阪芸術大学名誉教授。
辻久子弦楽塾塾長。
人物=
大阪府大阪市出身。
相愛高等女学校卒業。
父はヴァイオリニストの辻吉之助。
1935年にリサイタルデビュー。
1938年11月、13歳の時に出場した第7回日本音楽コンクール弦楽部門で第1位および文部大臣音楽賞(この年に創設)を受賞する。
その後ヴァイオリニストとして長く第一線として活躍した。
1945年、甘粕正彦がハルビン交響楽団と新京交響楽団を合同し、周囲の音楽家も参加した全満合同交響楽団のソリストとして、満州各地で演奏旅行を行う。
全満合同交響楽団は指揮に朝比奈隆、事務局員に加藤幸四郎(加藤登紀子の父)がいた。
1973年に、自宅を3500万円で売却し、3000万円の1703年製ストラディバリウス「ディクソン・ポインダー」を購入し、話題となる。
織田作之助の小説『道なき道』の主人公の少女・寿子のモデルとなった。
1984年、父・吉之助との生活を題材にしたドラマ「弦鳴りやまず」が毎日放送によりテレビシリーズ化され、樋口可南子が主役の久子役を務め、自身も出演をした。
2021年7月13日、大阪府大阪市に於いて死去したことが発表された。
95歳没。
受賞歴=
1949年:神戸新聞文化賞
1955年:毎日音楽賞
1956年:兵庫県文化賞
1966年:音楽クリッティック賞
1989年:紫綬褒章
役職=
日本演奏連盟関西委員 ……
辻久子さんが亡くなってから、3年と131日が経ちました。(1227日)