大城立裕 氏(おおしろたつひろ)
作家[日本]
(「カクテル・パーティー」で芥川賞受賞。)
2020年 10月27日 死去老衰享年96歳
大城 立裕(おおしろ たつひろ、1925年9月19日 - 2020年10月27日)は、日本の小説家。
来歴=
沖縄県中城村出身。
1943年、上海の東亜同文書院大学に入学し、1946年、敗戦により中退。
高校教師を経て琉球政府、引き続き沖縄県庁の職員となり、主に経済・歴史編集畑を歩む。
1967年、『カクテル・パーティー』で芥川賞を受賞し、沖縄初の芥川賞作家となる。
「沖縄」の矛盾と苦しみと誇りをみつめた小説、戯曲やエッセーなど多くの作品を発表した。
県の文化行政にも積極的に関わり、1983年から1986年まで沖縄県立博物館長を務めた。
2020年10月27日、死去。
95歳没。
古波蔵保好を「最高の文化人」と評していた。
受賞歴=
1967年 『カクテル・パーティー』で芥川賞
1990年 紫綬褒章
1991年 沖縄タイムス賞
1993年 『日の果てから』で第21回平林たい子文学賞
1995年 那覇市文化功労者
1996年 勲四等旭日小綬章
1998年 琉球新報賞
2000年 沖縄県功労賞
2015年 「レールの向こう」で第41回川端康成文学賞
2019年 第3回井上靖記念文化賞
著書=
『カクテル・パーティー』(文藝春秋、1967年)、のち角川文庫、理論社、新編・岩波現代文庫、2011年
『小説 琉球処分』(講談社、1968年、ファラオ企画、1991年)、のちケイブンシャ文庫、新編・講談社文庫、2010年
『白い季節』(沖縄風土記社、1968年、日本放送出版協会、1976年)
『現地からの報告・沖縄』(月刊ペン社、1969年)
『内なる沖縄 その心と文化』(読売新聞社、1 ……
大城立裕さんが亡くなってから、4年と25日が経ちました。(1486日)