岡上鈴江 氏(おかのえすずえ)
児童文学者、翻訳家[日本]
2011年 1月27日 死去心筋梗塞享年99歳
岡上 鈴江(おかのうえ すずえ、1913年5月3日 - 2011年1月27日)は、日本の児童文学者・翻訳家。
略歴=
小川未明の次女として東京に生まれる。
日本女子大学英文学科卒。
外務省勤務ののち、児童文学の再話・翻訳などの著述生活に入る。
日本児童文芸家協会顧問。
「日本近代童話の父」と讃えられた未明の没後30周年を記念し、1991年に小川未明文学賞が創設された際には小川未明文学賞委員会会長に就任。
以来、理想と現実の問題に真摯に取り組む児童文学作家を世に送り出してきた。
未明の精神である「誠実な人間愛と強靭な正義感」を育むよう、その生涯を通して子供たちにエールを送り続けた。
2011年1月27日、心筋梗塞のため東京都杉並区の自宅で死去。
97歳没。
墓所は小平霊園。
著書=
『シューベルト』(ポプラ社) 1960年
『父小川未明』(新評論) 1970年
『社会の進歩につくす 佐野常民・前島密・本木昌造』(家の光協会、光をともした人々6 ) 1975年
『スウおばさん大好き』(柏樹社) 1977年
『二宮尊徳』(ぎょうせい、世界の伝記32) 1980年
『父未明とわたし』(樹心社) 1982年
『古代都市の発掘』(ぎょうせい、世界ノンフィクション全集3) 1985年
『陽だまりの家 - 父 小川未明とわたし -』(金の星社) 1986年
翻訳の主なもの=
『黒馬物語 : 英国名作童話』(アンナ・シュウエル、愛育社、愛育文庫) 1949年
『秘密の花園』(バーネット、講談社、世界名作童話全集57) 1952年
『妹 ……
岡上鈴江さんが亡くなってから、13年と299日が経ちました。(5047日)