野沢那智 氏(のざわなち)
俳優、演出家、声優[日本]
2010年 10月30日 死去肺がん享年73歳
野沢 那智(のざわ なち、1938年〈昭和13年〉1月13日 - 2010年〈平成22年〉10月30日)は、日本の舞台演出家、俳優、声優、ラジオパーソナリティ、実業家、馬主。
東京府東京市日本橋区(現:東京都中央区日本橋浜町)出身。
オフィスPAC元代表。
父は作家の陸直次郎、母は小唄の師匠の堀小代清、妻は女優の成瀬麗子、長男は俳優の野沢聡、姪はタレントの野沢直子、甥はクリエイティブ・ディレクターの野澤直龍、大姪(直子の娘)は格闘家の真珠・野沢オークレアー。
生涯
幼少期
4人兄弟の末っ子として生まれる。
幼稚園在園中は学童疎開で長野県の上林温泉で過ごす。
1944年8月に父と死別した後は、母親が霞ヶ関官庁街で開業した弁当屋で配達の仕事などをこなしていた。
デビューまで
演劇との最初の出会いは中央区立浜町中学校(現:中央区立日本橋中学校)在学中の中学1年生の時、母に連れられて、近所にあった「明治座」に新国劇を見に行った時であり、その後は「明治座」へ毎日のように通うようになる。
ただし、当時は役者ではなく舞台装置に興味をもち、将来は舞台美術家になりたいと思っていた。
1953年、東京都立白鷗高等学校に進学後は演劇部に所属し、演出から舞台装置、照明、役者まで経験した。
当時、教師が朝礼の訓辞に、ユニークな活動ぶりを取り上げて絶賛していたほどだったが、教師に褒められたばかりに、調子に乗って学業を怠るようになってしまったという。
……
野沢那智さんが亡くなってから、14年と22日が経ちました。(5136日)