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松居直 氏(まついただし)

編集者[日本]

2022年 11月2日 死去老衰享年97歳

松居 直(まつい ただし、1926年10月5日 - 2022年11月2日)は、日本の編集者、出版事業家、児童文学者。
来歴・人物= 京都府京都市生まれ。
近江商人の家系に生まれる。
6人姉兄弟で長姉は1914年生まれ。
幼時より上村松園や竹内栖鳳などの作品に接して育つ。
須田国太郎は叔父で、若いころ彼のアトリエに入り浸っていたこともある。
また国太郎の息子で東海旅客鉄道元社長の須田寬とは親戚にあたる。
同志社大学法学部政治学科を卒業する直前、24歳のとき、自宅に下宿していた佐藤身紀子と恋仲になったことがきっかけで、身紀子の父佐藤喜一の経営する福音館書店の編集者となった。
のち身紀子は妻となる。
このとき実験的に作った「福音館小辞典文庫」シリーズが成功を収めたため、翌1952年2月、佐藤と共に正式に福音館書店を発足させた。
佐藤は社長、松居は編集長となり、月刊『母の友』(1953年創刊)、『こどものとも』(1956年創刊)などを手掛ける。
以後、自らの美術的素養の深さを生かして、当時無名だった赤羽末吉・いわさきちひろ・田島征三・安野光雅・堀内誠一・長新太などの才能を発掘した。
子供の絵と大人の絵が截然と区別されていた時代だったにも拘らず、児童書に秋野不矩・朝倉摂・佐藤忠良・丸木俊・堀文子といった当代一流の画家たちを起用したのも松居の見識による。
作家に対しても、デビュー後さっぱり売れていなかった寺村輝夫の原稿を二度も没にし ……

松居直さんが亡くなってから、2年と19日が経ちました。(750日)

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