寺村輝夫 氏(てらむらてるお)
児童文学作家[日本]
2006年 5月21日 死去肺炎享年79歳
寺村 輝夫(てらむら てるお、1928年11月8日 - 2006年5月21日)は、日本の児童文学作家。
東京都出身。
代表作は『王さまシリーズ』『こまったさん』『わかったさん』シリーズ、『かいぞくポケット』など。
経歴=
少年時代=
東京都本郷区(現・文京区)真砂町に、9人兄弟(男7人・女2人)の6男として生まれる。
天皇即位礼(御大典)の影響で典夫と名づけられる予定だったが、よくありそうな名前だという事で、当時の新聞に目立った「輝」をつかって輝夫と命名。
幼少時は、「特定の境遇にある者を差別してはいけない」と寺村に何度も教えた母(浅草田原町の宮大工の娘)の後を追いかけてばかりだったという。
父は日本橋馬喰町の名刺メーカーに勤める中流階級。
関東大震災の影響により、1930年に東京都北豊島郡岩淵町(現・北区西が丘)の集合住宅に移転。
1934年、東京市立第三岩淵尋常小学校(現・北区立西が丘小学校)入学。
1938年、担任の女性教師が『日本伝説民話集』をクラスに読み聞かせ、これが創作物語の面白さに目覚めた、最初の体験となる。
作文は苦手だったという。
1940年、東京府立第一商業学校(現・都立第一商業高校)入学。
寺村家は、輝夫を含め兄弟4人がここに入学した。
当時の一商は大学への進学校であるだけでなく、軍国主義的教育が色濃い校風があったという。
寺村はそこでやがて九軍神の人物伝や山本五十六にあこがれ、大日本帝国海軍を自然に志 ……
寺村輝夫さんが亡くなってから、18年と200日が経ちました。(6775日)