谷口克広 氏(たにぐちかつひろ)
歴史家・日本戦国史[日本]
2021年 11月24日 死去誤嚥性肺炎享年79歳
谷口 克広(たにぐち かつひろ、1943年4月10日 - 2021年11月24日)は、日本の歴史家・戦国史研究家。
専門は戦国史。
織田信長についての研究・著作を多数発表し、「信長研究の大家」「信長研究の第一人者」と評される。
略歴=
1943年(昭和18年)4月10日、北海道室蘭市生まれ。
北海道室蘭清水丘高等学校を経て、1966年(昭和41年)横浜国立大学教育学部卒業。
東京都内の中学校教員(浜川中学校、港南中学校教諭など)や横浜市役所職員として勤務しながら、在野の研究者として歴史研究と執筆活動を行った。
主として信長とその周辺について多数の著書がある。
特に『織田信長家臣人名辞典』は、他に類書がなく信頼性も高いことから、奥野高廣・岩沢愿彦校注『信長公記』(角川文庫)や奥野高廣著『織田信長文書の研究』と並び、信長の研究における必携の文献の一つとなっている。
谷口の一連の著作は、良質な史料にこだわり、また文章が読みやすかった点が評価されていた。
また、岐阜市信長資料集編集委員会委員を務めていた。
2021年11月24日、室蘭市内の病院で誤嚥性肺炎により死去した。
満78歳。
著書=
学術論文=
「『御長』なる人物について」『日本歴史』316号、1974年。
「太田牛一著『信長記』の信憑性についてー日付の考証を中心としてー」『日本歴史』389号、1980年。
「織田信忠軍団の形成と発展」『日本歴史』419号、1983年。
「安藤伊賀守守就と平左衛門 ……
谷口克広さんが亡くなってから、2年と362日が経ちました。(1093日)