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小野清一郎 氏(おのせいいちろう)

法学者、弁護士[日本]

1986年 3月9日 死去享年96歳

小野 清一郎(おの せいいちろう、1891年(明治24年)1月10日 - 1986年(昭和61年)3月9日)は、日本の法学者・弁護士。
専門は、刑法・刑事訴訟法・法哲学。
学位は、法学博士。
東京大学名誉教授。
法務省特別顧問。
日本学士院会員。
勲一等瑞宝章・文化勲章受章者。
岩手県盛岡市出身。
盛岡小野組の一族である。
仏教の影響を受け、客観主義の法哲学・刑法理論を展開し、大場茂馬以来の後期旧派理論を継承する。
戦後の刑法学会に多大な影響を与えた。
東京裁判では海軍側被告人の弁護人をつとめた。
親鸞に造詣の深い仏教研究者でもあった。
来歴= 盛岡市で生まれる。
盛岡中学校(盛岡一高の前身)卒業後、一高(東京大学教養学部の前身)独法科を首席で卒業。
1917年(大正6年)東京帝国大学法科大学独法科を首席で卒業。
在学中に島地大等、多田鼎、近角常観に聴聞する。
1919年(大正8年)補東京地方裁判所検事の検事職、予備検事であったところ、久札田益喜や岸井寿郎と共に司法官補に任命される。
東京帝国大学法科大学助教授を兼ねる。
1922年(大正11年)東京帝国大学法学部教授。
1933年(昭和8年)法学博士(東京帝国大学)。
博士論文は「刑法に於ける名誉の保護」。
1946年(昭和21年)公職追放により免官、教職不適格教授指定(〜1952年)。
1951年(昭和26年)追放解除。
1947年(昭和22年)弁護士登録し、1955年(昭和30年)東京第一弁護士会会長 ……

小野清一郎さんが亡くなってから、38年と257日が経ちました。(14137日)